歯周病治療・訪問歯科

tel_sp.png

歯周病とは

歯周病とは、セルフケアを怠るなどして、歯と歯茎の間などに歯垢や歯石などの汚れが溜まり、その中に棲みついた歯周病菌に感染することで歯茎が腫れたり、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けたりする病気です。
歯周病ははっきりとした自覚症状がないまま進行するという特徴があるため、気がついた時には重症化してしまっていたというケースも少なくありません。重症化すると歯槽骨が溶けて、そのまま歯が抜けてしまうこともあり、現在日本人が歯を失う一番の原因であるとされています。

歯周病と全身疾患との関係

歯周病は歯を失うことに繋がるだけでなく、糖尿病、心臓病、動脈硬化など、様々な全身疾患とも深い関わりがあるとされています。

糖尿病

糖尿病の方は、そうでない方と比べて、歯周病にかかる率が2倍以上高いとされており、重症化しやすいとも言われています。
さらに重度の歯周病にかかっている場合、軽度の方と比べて2年後に糖尿病が悪化している率が5倍程度高いとされています。

心臓疾患

歯周病にかかっている人は、そうでない人と比べて、心筋梗塞や狭心症を引き起こす率が2.8倍程度高いとされています。

動脈硬化

歯周病菌が歯茎の血管から全身に運ばれて、動脈の血管壁に感染して炎症を起こし、動脈硬化の原因となる場合があるとされています。

歯周病の主な症状

  • 歯茎が赤く腫れている
  • ブラッシング時に歯茎から血が出る
  • 冷たいものや甘いものを食べた時に歯がしみる
  • 硬いものをきちんと噛むことができない
  • 歯が長くなったように思う(歯茎が下がった)
  • 歯と歯の間に隙間ができ、食べ物がよく詰まる
  • ブラッシングしているのに、口臭がする
  • 朝起きた時、口の中がネバネバする

歯周病の検査

歯周病は初期にはほとんど自覚症状が現れない病気ですが、歯科医院で適切な検査を受けることで、診断することができます。
歯周病検査の1つに、「プローピング検査」があります。ポケットプロープと呼ばれる先の丸くなった探針で歯周ポケットの深さを測定し、深さが3~5mm程度の場合にはすでに歯周ポケット内に歯周病菌が繁殖していると考えられますので、本格的な歯周病治療が必要となります。
そのほか、歯槽骨がどの程度まで破壊されているのかを確認する検査もあります。ピンセットで歯のぐらつきを調べるほか、レントゲンにより骨の状態を撮影するなどの検査を行います。

歯周病の進行

歯周病は、症状の進行度合いによって「歯周炎」と「歯肉炎」とに分けられます。
歯周炎とは歯茎のまわりが炎症を起こした状態のこといい、歯肉炎とはそれが重症化した状態のことをいいます。歯肉炎になると歯茎が大きく下がって歯が長くなったように見えたり、歯と歯の間に隙間ができたり、歯がぐらぐらと揺れたりするようになり、最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうこともあります。

歯肉炎

歯茎が赤く腫れて、出血しやすい状態です。
歯周ポケットの深さは2~3mm程度で、歯槽骨もまだ破壊されていません。

軽度歯周炎

歯茎の腫れがひどくなり、出血したり膿が出たりするようになるほか、口臭が発生したりする場合があります。
歯周ポケットの深さは3~5mm程度で、歯根膜や歯槽骨が破壊され始めます。

中度歯周炎

歯周ポケットの深さは4~7mm程度で、歯槽骨の破壊が進み、歯が浮いているように感じます。
また、硬いものを噛むと歯がぐらついたり、痛みを感じたりするようになります。

重度歯周病

歯周ポケットの深さが6mm以上となり、歯槽骨が半分以上溶けて歯根が露出した状態です。
歯の痛みやぐらつきがひどくなり、食事に支障をきたすようになる場合もあります。

歯周病の治療

歯周基本治療

歯周病治療では、まずはブラッシングにより歯や歯周ポケット入口付近の歯垢を除去する「プラークコントロール」が行われます。
その後、「スケーラー」と呼ばれる専用器具で歯石を削り落とす「スケーリング」が行われます。
歯周病が進行している場合には、スケーリングに加えて「ルートプレーニング」という治療が行われる場合があります。ルートプレーニングとは、歯周ポケットの奥に付着した歯垢・歯石などの汚れを除去した上で、歯根面を滑らかに整えて清潔な状態とし、歯周組織の治癒を促進する方法です。
これらプラークコントロール、スケーリング、ルートプレーニングのことを「歯周基本治療」といいます。

歯周外科治療

歯周基本治療を行ったが症状に改善がみられない場合などには、「フラップ手術」や「歯周ポケット掻爬(そうは)術」を行うことがあります。
フラップ手術とは、歯茎を切開し、歯根表面を可視化した上で、スケーリングやルートプレーニングなどを行う治療です。
歯周ポケット掻爬術とは、歯茎を切開せずに、歯周ポケット内で炎症を起こしている歯周組織を掻き出して除去する治療です。

訪問歯科

当院では、寝たきりやお体が不自由などの理由により通院が困難な方のために、訪問歯科診療を行っております。
ご自宅など患者様がいらっしゃる場所で、虫歯や歯周病などの病気の治療、入れ歯やインプラントのメンテナンス、お口の中のクリーニングなど様々な治療を受けて頂くことができます。
訪問歯科診療の対象地域は当院から16km圏内となっておりますが、詳しくは一度当院までお問い合わせください。

訪問歯科をご希望の方へ

訪問歯科診療をご希望の方は、まずは一度当院にご連絡ください。
診療を受けられる患者様のお体の状態や、歯の状態などをおうかがいした上で、訪問日を決定させて頂きます。診療に必要なものはこちらで準備いたしますので、患者様やそのご家族の方にご用意頂くものはございません。

上野歯科ブログ姫路市歯科医師会
TEL:079-292-2992 お問い合わせ